契約書の作成・チェック
契約書を作成することの意味 口約束で済ませていませんか?
口約束でも契約成立
契約というのは、当事者双方の意思が合致して合意に至れば、口約束だけでも成立し、その合意内容は法的な効力を持ちます。法的な効力を持つというのは、裁判所が、その合意に従えと判断するということです。
なぜ書面が必要か?
トラブルが発生すると、それまでの良好な関係が一転することはよくあります。そうすると、口約束だけでは、言った言わないの水掛け論になり、裁判所もどっちの言っていることが正しいのか判断に困ります。そうすると、言い分を認めてもらうことが難しくなります。
証拠としての役割
その意味で、当事者間で合意した内容を契約書という書面に残しておくことが重要になります。また、トラブルの発生をできるだけ予測し、責任の所在や範囲等を事前に決めておき、それを書面に残しておけば、後日の争いを避けることもできます。
企業が取引を行う上で、企業規模や取引規模にかかわらず、契約書を作成しておくということは非常に重要なことです。